ロシアでの1959年の怪事件も有名なものの一つです。「ディアトロフ峠事件」と呼ばれるもので、雪深いウラル山脈で、登山グループの9人が謎の死を遂げた事件。
1959年の2月1日夜のこと。イーゴリ・ディアトロフ氏を中心にした、経験豊かな9名の登山者たちがウラル山脈で死亡したもの。
最初の空からの捜索は1週間近くにわたり、切り裂かれ捨てられたテントを発見。その後、山腹のあちこちから、大きく傷ついた9人の遺体が見つかりました。
刑事事件として捜査されるも、3ヶ月後に打ち切られています。捜査当局は、殺人事件ではないとしていますが、1970年代まで機密扱いでした。
旧ソ連時代のこの事件は未解決のまま、さまざまな臆測を呼びました。流布してきた説をみると、先住民や脱獄囚、未確認生物のイエティのような襲撃説まで出ています。ほかにも秘密扱いの兵器実験での爆発説。
また謎の精神的な力により、テントから夜に出て殺し合いをさせられたという説まであります。
近年になりロシアの検察がディアトロフ峠事件の再調査をしました。それによれば、多数の遺体にあった傷は、死後にできたことが分かっています。特に頭部あった大きな外傷は、遺体の凍結により生じたものとされました。
真相に一歩近づいてますね。
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