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2020年8月21日金曜日

スタイルズ荘の怪事件は、全員を怪しく感じてしまいお手上げ状態に

 スタイルズ荘の怪事件は、大変有名なものの一つ。1920年発表のアガサ・クリスティの処女作となる、長編推理小説。発表は1920年となっていますが、執筆は1916年から。もちろんあの私立探偵エルキュールポアロも、この作品が初登場。

スタイルズ荘に暮らしていた裕福な女主人の、ミセスイングルソープが何者かにより毒殺されるという事件。 ポアロは友人のヘイスティングズ大尉と組み、屋敷を捜索します。

そして証拠となる疑いの芽を一つまた一つと見つけだしていきます。単純そうに見える殺人事件ですが、複雑な人間関係がもつれあう展開はデビュー作とは思えないほど。





読み進んでいっても、犯人はまったくわかりません。というより全員を怪しく感じてしまい、お手上げ状態になってしまいます。

いつも、トリックや犯人を予想することより、ワクワクする方が勝ってしまう、アガサ・クリスティの原点です。舞台が邸宅というのも、雰囲気があふれいいものですが、その筋書に裏の裏をかかれて満足の一冊。

1990年にはロス・デベニッシュ監督で映画にもなっています。これを読むと名探偵ポアロシリーズだけでも、全巻読破を目指したくなること請け合い。

まだ読んでいない方は、スタイルズ荘の怪事件 ポアロシリーズ (クリスティー文庫) Kindle版を読んでおきたいですね。






2020年8月5日水曜日

ロシア 1959 怪事件

ロシアでの1959年怪事件も有名なものの一つです。「ディアトロフ峠事件」と呼ばれるもので、雪深いウラル山脈で、登山グループの9人が謎の死を遂げた事件。

1959年の2月1日夜のこと。イーゴリ・ディアトロフ氏を中心にした、経験豊かな9名の登山者たちがウラル山脈で死亡したもの。

最初の空からの捜索は1週間近くにわたり、切り裂かれ捨てられたテントを発見。その後、山腹のあちこちから、大きく傷ついた9人遺体が見つかりました。

刑事事件として捜査されるも、3ヶ月後に打ち切られています。捜査当局は、殺人事件ではないとしていますが、1970年代まで機密扱いでした。








旧ソ連時代のこの事件は未解決のまま、さまざまな臆測を呼びました。流布してきた説をみると、先住民や脱獄囚、未確認生物のイエティのような襲撃説まで出ています。ほかにも秘密扱いの兵器実験での爆発説。

また謎の精神的な力により、テントから夜に出て殺し合いをさせられたという説まであります。

近年になりロシアの検察がディアトロフ峠事件の再調査をしました。それによれば、多数の遺体にあった傷は、死後にできたことが分かっています。特に頭部あった大きな外傷は、遺体の凍結により生じたものとされました。

真相に一歩近づいてますね。






2020年7月21日火曜日

江戸 怪事件

江戸にも怪事件がいくつもありました。ここではそうした怪事件を紹介しましょう。ペリーが黒船でやってくる前の年、1852年(嘉永4年)の春のこと。

江戸でいう牛込から四谷にかけてのお寺で、不審な火事が相次いで起こるという事件がありました。

しばらく経った同じ年のに、またも四谷の「宗福寺」というお寺での不審火。この時は、お寺の小僧が不審人物を捕らえます。

その正体はというと、なんと武士。しかも、江戸の治安を守っている同心というからみんな驚愕します。

男の名は「小櫛金之助」。もちろんすぐに奉行所での取調べを受けることに。その供述から、火事に対する異常性が浮かび上がります。







1852年(嘉永4年)の春のこと。四谷での大火事で、火事現場近くの親戚の家に駆けつけたのが発端小櫛は火事現場で湧き上がる高揚感や満足感から、火事にゾッコンになります。

火事が起きるとすぐに現場に駆けつけ、誰よりも熱心に働いたと言います。ほんのちょっとした「ボヤ」が起きるだけで「火事だ、火事だ」と大騒ぎ。ついたあだ名が「ぼや金」です。

ただ火事が多い江戸とはいえ、そうは都合よく起きません。「ぼや金」はしばらく火事がない日が続くと、我慢ができず自ら放火をしたのでした。

小櫛金之助」が放火したのはお寺ばかり5件。しかも昼間の犯行です。理由は夜が怖いということで、昼間に人影の少ないお寺がうってつけだったとか。

獄門が決まりましたが、処刑の前に獄死した伝わっています。

なんか昔も今も変わらいような、江戸怪事件ですね。






2020年7月14日火曜日

大奥 怪事件

大奥での怪事件も数多くの話が伝えられています。多いときには数千人という女性がいた大奥ですので、さまざまな事件がありました。そんな中からいくつか紹介します。

文政のころのこと、大奥でも下級の女中を指す御末のなかに「あらし」という名前の女性がいました。)5月15日の朝、「あらし」の姿が見えません。

周りはさして気にもとめませんでしたが、時間が経っても姿が見えないところから相部屋の御末が探し始めます。さらに時間が過ぎ夜半になりました。その頃には総出で捜すほどの大騒動になっています。

3日ほど経った5月18日の夜。
御天守台の下にいた警固番の耳に、「あらしはここに」という声が聞こえます。

そしていきなり落ちてきたのが「あらし」の無残な遺体でした。

10人ほどの番人が血だらけの「あらし」を目撃しましたが、女中が立ち入ってはいけない御天守台に上がったため、罰があたったと噂されるようになります。








続いては男子禁制の大奥で起こった、トイレの中に「赤ん坊」が産み落とされるという事件。

文政5年11月14日のこと。トイレ掃除を担当する人足がいつものように作業したところ、赤ん坊を見つけます。驚いた人足が報告し、かなりの騒動になります。

産んだ母親を探すことがはじまりますが、さっぱり見つかりません。しかし、ある下女が白状しすることで発覚します。

産んだのは前日で、驚くことに産んでからもそ知らぬ顔で過ごしていたといます。
この下女が妊娠したのは、大奥へと用いられる前のことでした。妊娠に気づかないまま時が過ぎ、処理に困った挙句の行動でした。

この下女はもちろんすぐに暇を出されました。大奥には色々な怪事件があるものですね。






2020年7月10日金曜日

国鉄 怪事件

日本国有鉄道ができた当初に起こった事件が、国鉄の怪事件です。通称で国鉄3大ミステリー事件と呼ばれています。

順を追ってたどると、最初に起こったがは下山事件。1949年の7月5日に、日本国有鉄道の初代総裁である下山定則が出勤の途中に失踪しました。

翌日の未明に遺体となって発見された事件です。
これは後に作家の松本清張が、日本の黒い霧シリーズで追求しています。

それによるとこの怪死には、連合国軍総司令部(GHQ)が関与しており、謀略だったと言うことです。1960年に「下山国鉄総裁謀殺論」として発表されました。

当時の日本は連合国軍の占領下にあり、日本人には真相を知る術もありませんでした。








次に起こった事件が10日後、1949年7月15日に起きた三鷹事件。これは当時の北多摩郡三鷹町(現在は三鷹市)と武蔵野市にまたがっていた、日本国有鉄道の中央本線の三鷹駅構内で起こった無人列車暴走事件です。

こちらは国鉄労働組合員の11人が起訴され、1名に死刑判決が確定しています。

三番目が松川事件です。こちらは1949年の8月17日に起きた意図的な鉄道のレール外しによる列車往来妨害事件

国鉄東北本線の松川駅と金谷川駅間で起きました。この事件では国鉄の労働組合員10名と東芝松川工場の労働組合員10名の計20人が起訴されました。

しかし裁判ではアリバイが成立し、全員の無罪判決が確定しています。

いずれの事件も、GHQが事件を起こしたという陰謀論が存在しています。




2020年7月6日月曜日

江戸時代 怪事件

江戸時代の怪事件として有名なものに、歌舞伎にもなった「天一坊事件」があります。
暴れん坊将軍として知られる8代将軍徳川吉宗に隠し子が発覚というものです。

最初に問い合わせが幕府の役人にあったのは、南品川宿のお寺でのこと。
ここに浪人が数多く集まり物騒な雰囲気を出しています。
しかも将軍になる以前の、紀州藩主時代の吉宗さまのご落胤を名乗っています。

結局吉宗本人の耳にも入り、身に覚えもあることから慎重な調査が行われることに。

紀州の武家の子であることは確かだったようですが、分かったのは亡き天一坊の母が繰り返し言っていた「貴方は高貴な血を引いている、吉の字を大切に」ということ。
このことで天一坊は本当の父親を吉宗と思い込むことになっていったそう。

ただ紀州での調査の結果、ご落胤というのは真っ赤な嘘とされました。

浪人を多く集めるのは大罪ですので、天一坊は処刑ということになりました。
ひょっとしたらが今でも残る事件です。







続いては江戸を席巻した怪事件、「小便組」という詐欺です。

江戸時代に於いて(めかけ)は現代の愛人と同様の職業であり、大名や大店の主には妾(めかけ)がいることは珍しくありません。

そこに目を付けたのが「小便組」というグループ。

先ず、妾(めかけ)を希望する金持ちに美女を紹介します。話がまとまれば前金として大金を支払わせ契約完了です。
男に貢がせるだけ貢がせた妾(めかけ)となった美女は、頃合いを見計らい別れを切り出させます。

そのやり方がすごくて、一緒に寝ている時に毎晩のように起こる寝小便。もちろんわざとですが、女は病気と泣きながら謝ります。

結局、暇を出すことになりますが、原因が病気では返金の請求もできず泣き寝入りです。
大金をせしめた女は次なる獲物を探すという怪事件。
あちこちでお金持ちが寝小便被害にあったと伝わっています。