エレベーターに関する怪事件と聞いて有名なものに「エリサ・ラム事件」があります。
カリフォルニア州のロサンゼルス市警が2013年6月に事故死と発表したものの、
いまでも怪事件として注目を集め続けている事件です。
その理由がエリサ・ラムさんが亡くなったという時刻の直前に乗った、エレベーターでの監視カメラの映像がYouTubeに出たことでした。
概要はというと、その当時カナダの大学に通うエリサ・ラムさんが、アメリカ旅行の最中に行方不明になったのが始まり。
アメリカ旅行を充分楽しんでいたエリサさんですが、両親には毎日必ず連絡をしていました。
が、事件当日は連絡がなく、心配した両親はエリサさんが泊まっていた「セシルホテル」がある、「ロサンゼルス市警」へと通報しました。
その通報を受けたロス市警は、ホテルの中を可能な限り捜索。それでもエリサさんは見つからず、失踪事件として捜査されることになりました。
そののち、ホテルの宿泊客から水や水道に関係するクレームが入るようになります。
クレームを受けホテルの保守担当者が貯水槽の点検をしたところ、
中にエリサ・ラムさんの遺体が浮かんでいるのを発見。
すでに遺体は腐敗が始まり、水の色や味の変化は、彼女の遺体が原因なのは明白でした。
このことで失踪事件として捜査されていた事件も、殺人を視野に入れたものに切り替わります。
ロス市警はセシルホテルで最後に撮影されたエリサ・ラムさんの、エレベーターでの監視カメラ映像の公開に踏み切りました。
この映像が世間の注目を集めたのです。
そこには何度もエレベーターを出入りするエリサさんの姿や、外の廊下にいる人に話しかけたり、エレベーターの中に身を隠したりする姿が映っていました。
結局エリサ・ラムさんの遺体には、目立った外傷はなく事故死ということになりました。
不慮の事故となった死因は、双極性障害と抑鬱症の精神疾患を抱えるエリサ・ラムさん自身ということになったのです。
ただ貯水槽に行くための扉や階段は施錠されていたなど、釈然としない面がのこる事件の一つです。
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